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「デジタル戦略とアーキテクチャー研究会」からのご案内:AMCIS国際会議採択WS/ Track Session(IT Profession) Chairの担当、8月よりGlobal AIS Rankingにて再び世界1位にランクイン(8月~9月)

デジタル戦略とアーキテクチャー研究会  主査:増田 佳正 幹事:岡野 寿彦

先月8月14日にAMCIS国際会議採択Workshop「Next Generation IS Leaders – Roles for Educational Institutions and Professional Associations (SIGLEAD)」がカナダ・モントリオールにて開催され、現地時間AM8:30~AM11:55にて盛況の中、進行しました。「デジタル戦略とアーキテクチャー研究会」の主要テーマである「IS Leadership, Education for Digital Strategy」に関連する活動としても行われています。また8月16日にはIT Profession Trackの採択論文発表のChairを担当しています(会場:HECモントリオール大学大学院)。以下に会場のPhotoを掲載します。また、Global AIS Rankingにて昨年2024年と同様、8月上旬に再度世界1位にランク、9月に入っても世界1位にランクインし維持しています。この件も下記(*)部分にて説明しています。

当WS講演およびPanel Discussionの現地の参加者としてはPanelistが7名、参加者25名以上で主にカナダ・米国・米大陸のProfessorsから成り(参加者はPhD Researchersも含む)、その後の私がChairを担当したTrack Session (SIGLEAD – IT Profession)も含めて大変活発な議論や質問が執り行われました。

内容としては、まず各Panelistより自己紹介と20分程度の討議向けプレゼンテーションが行われました。カナダのProf. Stephane(University of Quebec)からDigital Transformation時代の知識体系の概要説明(BTM-BoK)、Prof. Rich Klein(米イリノイ工科大学Dean)からはDigitalとAIの時代到来に伴う米国工科大学MBA学部学科長としての変革の状況説明、私の方からは2022年12月にICIS国際会議(コペンハーゲン開催)にて「AIS – Outreach Practice Publication Award」を受賞したBook(著者:増田)のSecond editionの出版(8月後半)に伴い概要発表を行い、デジタルIT時代のデジタル・トランスフォーメーションの進め方(AIDAF Framework)でのAI戦略策定と適用・推進の在り方を増田より簡潔に説明しています。また、Prof. Jing Tang(米ロチェスター工科大学)から「AACSB国際認証教育コースのDigital Transformation/AI分野への対応状況」を特に米国・米大陸の実情を踏まえた説明がなされました。その後、上記の各Panelistとしての教授陣、米国ISACA国際本部のJeff( Sr. Dir, Academic Relationship)、および参加者とのディスカッションも活況の中進められました。米国でのPanelist(Professors)や参加者 からはProf. Richからの「昨年からのAI(Artificial Intelligence)の潮流を受けて、米国大学大学院内の組織再編成、教育科目の再構成を進めるところが名門大学から相当出てきており、大学大学院教育の変革のタイミングを迎えているように見える」というコメントを受けて大変活発な討議が行われ、予定時間を大幅に延長して当Workshopが実施されました。カナダ・米国からの参加者(Professor, Researcher)からも「内容がためになった」とのコメントや「この大学大学院教育の変革のタイミングで必須の考慮事項は?」といった議論も活発になされました。

また、8/16開催のPaper Session Track (IT Profession)の各採択論文発表においても活況の中、Session Chairを担当しました(会場:HECモントリオール大学大学院)。各採択Paper発表では、米国やSwedenでのDigital Ecosystem Societyへの進展が進む中で、いかにIT Professionの形態やIT組織ガバナンスを考えるべきか、各国の実情・Case Studiesを踏まえたPaper Presentationが実施されました。

(*) Global AISにて分析評価を行っている「Global AIS Engagement Ranking」において、増田が昨年2024年4月~12月に続き、今年も3位以内に安定してランクインしてきていましたが、2025年8月3日時点で再び世界ランキング1位にランクインし、8月中旬以降9月7日時点でも1位を維持しています。この世界ランキングは、Global AISが各種Social Tool(Facebook, LinkedIn等)や各Website上でのPosting, Comments, Sharingの状況について、全体で5700名を超えるメンバーの中で統計的に収集し分析した内容も反映しているとのことで、2022年の「Global AIS – Outreach Practice Publication Award」の受賞後、当受賞のBookがBest Seller入りして米日欧の6つ以上の大学大学院にて教育科目のTextbookに採用され、Global AIS Awardをその後も連続受賞している経緯へのGlobal AIS コミュニティでの反響も起因していると、複数の米国・米大陸のProfessorsより情報を受けています。

[Global AIS Engagement Ranking]
https://aisnet.org/members/Engagement_rank.aspx

[2022年のGlobal AIS Award受賞記事]
https://ishistory.aisnet.org/awards/outreachpractice/

「AIS Honors Top IS Leadership and Research at ICIS 2022」
https://aisnet.org/news/news.asp?id=627306
https://www.jasmin.jp/wp-content/uploads/32-1_33.pdf

(*) Association for Information Systems(AIS)は、経営情報学分野で世界を代表する学会であり、2005年以来、経営情報学会は、AISの日本唯一のAffiliated Organizationとなっています。

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