「人とITとの共創、多様で幸せな働き方の実現」
シンポジウム委員長 平野雅章
 
1997年にIBMのDeep Blue がチェスグランドマスターのカスパロフを破って以来、ITとAIは目覚ましい発展を遂げてきました。2011年には同じIBMのWatsonが”Jeopardy!”(クイズ番組)で人間に圧勝し、2012年にはボナンザ+ボンクラーズが米長永世棋聖に勝ちました。今年になってからは、AlphaGoが碁の世界チャンピョンのイセドルに圧勝したのは未だ記憶に新しいところです。無人自動車の実用化も目の前となり、「10年後には半数の仕事がコンピュータに置き換えられる」というような報告書も出されるようになってきています。

ここで、産業革命において機械と対抗しようとしたラッダイトのような戦い方をすれば、人間が機械に負けることは目に見えています。機械を味方として生産性を大いに上げ、世界を豊かにして生産水準を向上させてきた先人のように、Bryjolfsson and McAfeeの云うように「Race against the Machine」ではなく「Race with the Machine」を実現するような方途を探る必要があります。

ITの効果的な利活用を主な研究領域とする本学会は、「豊かな社会造りに貢献するような人間とITとの生産的な関係を構想・構築する」という挑戦を正面から受け止めるべく、創立20周年に際して「人とITとの共創」をテーマに公開シンポジウムを開催させて戴きましたが、今回は「多様性」と「幸せ」にテーマを絞って、人間とITとの役割を考え直すことにしました。センサーを使って職場での大量デイタを採取して、生産性や幸福を探っていられる矢野和男氏(『データの見えざる手』)、医学インターンの最適配置問題などマーケットデザインを専門とされる安田洋祐氏(『マーケットデザイン』)、職場の多様性実現を通じて、生産性と幸福の両立を追求されている青野慶久氏(『チームのことだけ、考えた』)にご登壇戴き、ビッグデイタやグループウエアなどに代表されるIT基盤の技術革新をどう活用して多様性と幸せを実現していくべきかご一緒に考えたいと存じます。

人とITとの新しい関係を、ご一緒に築いていきましょう!
 
主催: 一般社団法人経営情報学会
日時: 2016年6月4日(土)13:00-17:45(懇親会 18:00-20:00)
場所: キャンパス・イノベーションセンター東京 1階 国際会議室
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6
(JR田町駅 徒歩1分、都営三田線・浅草線三田駅 徒歩5分)
http://www.cictokyo.jp/access.html
* 同日11:00~12:00に開催される2016年度定時社員総会と同じ会場です。
 
プログラム:
12:40- 受付開始
13:00-13:20  開会の挨拶:シンポジウム委員長 平野 雅章(経営情報学会 前会長,早稲田大学 教授)
13:20-14:10  講演1:矢野 和男 氏
(株式会社日立製作所 研究開発グループ 技師長 兼 人工知能ラボラトリ長)
『人工知能でビジネスはどう変わるか』
14:10-15:00  講演2:安田 洋祐 氏(大阪大学大学院経済学研究科 准教授)
『マーケットデザインの理論と実践:多様な好みから理想のパートナーを見つけ出す仕組みとは?』
15:00-15:20  休憩
15:20-16:10  講演3:青野 慶久 氏(サイボウズ株式会社 代表取締役社長)
『チームのことだけ、考えた。』
16:10-17:40  パネル討論
17:40-17:45  閉会の挨拶:木嶋 恭一(経営情報学会 会長)
18:00-20:00  懇親会(シンポジウム会場と同じ建物の2階 多目的室2)
 
参加費: シンポジウム 無料
懇親会 4,000円(当日会場にてお支払いください)
参加資格: 経営情報学会会員、経営情報学会会員から紹介のある方
お申込方法: 事前申込をお願いします。以下のページからお申し込みください。
https://jp.surveymonkey.com/r/jasmin_sympo201606
お問い合わせ先: jasmin2016symp@googlegroups.com
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