一般社団法人経営情報学会-2020年秋季全国研究発表大会

大会プログラム

造船産業におけるイノベーション採用に関する実証研究

○松本 涼平1)柴 直樹1)大江 秋津2)

1) 日本大学
2) 東京理科大学

Abstract
本研究は、企業が、同一エンジンを採用した企業で形成されるネットワークにおけるポジションであるストラクチュアルフォールドが、企業のイノベーションの採用に与える影響を実証する。データは、世界の造船企業110社の2009年のデータと同一エンジン採用企業を紐帯で結んだネットワークからの算出指標を用いた。負の二項回帰モデルによる多変量解析の結果、ストラクチュアルフォールドにある企業のエンジンの採用がイノベーションの普及を促進していることを実証した。アーカイバルデータを用いて、ストラクチュアルフォールドに位置する企業による採用がイノベーションの普及に重要であることを実証したことは、ネットワーク理論への理論的貢献である。

This study demonstrates the effect of structural fold, which is a position in a network of companies adopting the same engine for innovation. The data comprises an index calculated from a network of 110 shipbuilding companies in the world in 2009, using the same engine adopters with a tie. Using multivariate analysis of a negative binomial regression model, this study demonstrated that the structural fold facilitated a company's adoption the engine. The theoretical contribution of this study to network theory is using archival data to demonstrate that recruitment by companies located in the structural fold is important for the diffusion of innovation.
Keywords
イノベーション,ストラクチュアルフォールド,ネットワーク分析
Innovation,Structural fold,Network analysis
前に戻る