一般社団法人経営情報学会
一般社団法人経営情報学会-PACIS2018主催記念特別全国研究発表大会
一般社団法人経営情報学会-PACIS2018主催記念特別全国研究発表大会

大会プログラム

調査実験における視線追跡機能付きVRの利用可能性に関する研究

○石橋 健1)

1) 関西大学データサイエンス研究センター

Abstract
本研究の目的は人間行動の調査実験の困難さを軽減することである。現実世界では、調査実験に関する多数の制約が存在する。スーパーマーケットのケースでは、調査実験は店舗の売上を確保しながら実施されなければならない。そのため、研究者はフィールド実験において売上減少に関する消費者行動を調査することができない。本研究はデータを収集するためにアイトラッキング機能付きバーチャルリアリティ(VR)ヘッドセットを用いる。このデバイスは、被験者の眼球運動と仮想空間における位置を観測することができる。本稿では、調査実験に対する本提案の利用可能性について、データ収集のためのプロトタイプシステムを構築して議論する。

The purpose of this study is to reduce the difficulty of survey experiment on human behavior. In real world, there are many constraints on a survey experiment. In a case of supermarket, the survey experiment must be performed with keeping the sales of store. Thus, researchers cannot examine consumer behaviors on sales reduction in field experiment. We apply a virtual reality headset with eye-tracking to collect data. This device can observe participant's eye movements and position in a virtual space. In this paper, the availability of our proposition for a survey experiment is discussed by constructing a prototype system for data collection.
Keywords
バーチャルリアリティ,パスデータ,調査実験

virtual reality,path data,survey experiment
前に戻る