一般社団法人経営情報学会-2018年秋季全国研究発表大会

大会プログラム

幸福感度とウェルビーイング度の研究
感謝がウェルビーイング度に与える影響の幸福感度別分析

○大橋 真人1)平野 雅章2)妹尾 大3)小川 美香子4)齋藤 敦子1)杉村 宏之5)

1) コクヨ株式会社
2) 早稲田大学
3) 東京工業大学
4) 東京海洋大学
5) 株式会社中川ケミカル

Abstract
「ウェルビーイング工学」プロジェクトでは、職場の幸福度と生産性を向上させることを目的として、組織成員のウェルビーイングについての、一連の研究・実験・分析を進めている。行動調査票に書き込んだ幸福経験の1日の平均数の感度を求め、幸福感度別に強度と弱度に分類した。本発表では、複数の組織で実施した実験を踏まえ、組織内での個人の幸福感度の分布の分析を示し、感謝することが、幸福感度の違いにより、ウェルビーイング度にどのような影響を与えるかについて考察する。

The "well-being engineering" project investigates the methods to manage well-being at the workplace through a series of research, experiments, and analyses, to improve the happiness and the productivity. We count the daily average number of "what I felt good today", and the whole sample is divided into two groups in term of happiness inclination (strong or weak). In the presentation, we will show the distribution of happiness inclination within the organization and examine how “expressing gratitude" effect on the degree of well-being by happiness inclination.
Keywords
ウェルビーイング,幸福感度,感謝すること

well-being,happiness inclination,expressing gratitude