一般社団法人経営情報学会-2017年秋季全国研究発表大会

大会テーマ

大会プログラム

国産豚肉の流通とトレーサビリティ・システムに関する研究
-沖縄県産ブランド豚肉「紅あぐー」、「紅豚」の取り組みを中心に-

○寺前 俊孝1)仲川 直毅2)堀川 新吾1)

1) 名城大学
2) 中京学院大学

Abstract 食肉流通(特に牛肉流通)の世界では、2000年に発生したBSE問題以降「食の安全性」を発信することを目指してトレーサビリティ・システム(以下、トレーサビリティとする)が導入された。牛肉については、生産・流通に関する情報を消費者が容易に把握できる体制が整えられた。トレーサビリティの活用は、これ以外にも、ブランド食肉の認知度向上にも寄与している。しかし、豚肉や鶏肉では、まだトレーサビリティに関する法整備がされていない。本報告では、がんじゅう株式会社が展開している「紅あぐー」「紅豚」といったブランド豚肉で取り組まれているトレーサビリティの事例をもとに、豚肉の生産・流通におけるトレーサビリティの役割や課題について検討する。
In Japanese meat industry (especially beef distribution), the tracing systems(tracebility)has introduced to provide "food safety" since the BSE problem that occurred in 2000.As for beef,the system with which consumers can easily obtain information about produces and distribution has established.Utilizing traceability contributes not only to show safety but also the brand recognition of meat.However, in regard to pork and chicken, there are still no legislation on traceability.In this report, we study the role and problem of traceability in production and distribution of pork, based on the case of the activity of traceability with brand pork such as "Beni Agu" and "Beni Buta" sold by Ganju Company.
Keywords 紅あぐー・紅豚,トレーサビリティ・システム,安全性
Beni Agu・Beni Buta,Tracebility Systems,safety
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