行政経営における原価管理支援システムの開発
-香美市上水道事業を対象として-

○坂本 泰祥1)園 弘子1)

1) 高知工科大学

Abstract 現在の行政は,財政面等で厳しい環境下にある上に,さらに複雑多様化する行政需要にも応えていくことが求められている.このようなことより,行政の効率化を達成するために、行政経営システムがより強く求められている.この行政経営システムを構築するためには,まずは現状の業務活動を評価することが必要となる.そこで,本研究では,香美市の上水道事業を対象として,その事業を構成する活動の原価を評価する原価管理システムのプロトタイプを開発することを目的とする.本研究で言う“原価の評価”とは,ただ単に原価計算を行うことに留まらず,行政経営システムに真に求められている業務改善を志向することを意味する.
It is very important to make administration systems efficient. In view of this, first of all it needs to manage activity cost. The purpose of this study is to develop a prototype of a Cost Management Support System for administration management. And this is a case study for Kami City water supply business. Then we aim for improving activities based on this case.
Keywords 行政経営,原価管理支援システム,上水道事業
Administration Management,Cost Management Support System,Water Supply Business
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