実践共同体による地域活性化の考察
東京都大田区における下町ボブスレーネットワークプロジェクトの事例から

○奥山 睦1)

1) 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科博士課程

Abstract 地域の内発的な動機付けによる活性化が求められている現在、実践共同体の存在は、知識創造によってイノベーションの契機となり、地域にとって有用な存在になると考えられる。
そこで本研究では、実践共同体の特徴と本質を先行研究からレビューした上で、東京都大田区の下町ボブスレーネットワークプロジェクトの事例研究を主として、実践共同体の地域活性化における実態を把握し分析する。その上で、実践共同体が地域活性化において果たしうる役割について提言し、その妥当性を検証し、有用性を明らかにすることを目的する。
I grasp the actual situation in the regional activation of the communities of practice and mainly analyze the case study of the downtown area bobsled network project of Ota-ku, Tokyo after having reviewed a characteristic and essence of the communities of practice from a precedent study in this study. With that in mind, I propose it about the role that communities of practice can achieve in regional activation and inspect the validity, and a purpose does that I clarify usefulness.
Keywords 下町ボブスレーネットワークプロジェクト,実践共同体,イノベーション
the shitamachi bobsled network project,community of practice,innovation
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