地域活性プロセスモデルの活用―マクロ・定量的視点からの地域活性事例評価―

佐伯 悠1)、小山 大輔2)

1) 青山学院大学大学院
2) 学研ホールディングス

Abstract 本研究は「活性化」する地域活性に関する研究が現在、ミクロ且つ定性的な評価に偏りつつある趨勢であることを指摘し、マクロ且つ定量的な視点を持つことの重要性を主張するものである。根底にある問題意識は前者に重点を置くが余り、その事象を内包している外部環境、時代背景が軽んじられた結果、一般化の困難な偽の成功事例が大量に発生しているのではないかという懸念である。そのため、地域活性効果分類論を適合させた地域活性プロセスモデルを分析フレームとして用い、ミクロ、定性的な評価を行うと共に、活性効果として代表的な指標によってマクロ、定量的な評価を行う術を提案したい。これによって真の地域の姿を理解出来るものと考える。
Keywords 地域活性プロセスモデル,地域活性効果,活性効果指標
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