情報共有と意識改革の事例研究―創造性ある組織への変革過程―

伊東 俊彦1)、奥村 経世2)、池邊 純一3)、瀬領 浩一4)、向井 和男5)

1) 桜美林大学
2) 専修大学
3) サステナブル・イノベーションズ
4) 金沢大学
5) KM研究所

Abstract 当研究部会は、2010年より企業のイノベーション創出能力に対して組織、組織メンバー、情報という視点からアプローチしてきたが、その一環として、S社の企業変革過程を事例として研究してきた。本報告の前半では、S社の23年間にわたる企業変革の歴史を概観し、変革の諸施策が事業構造、組織、ビジネスプロセスの3種類に分類され、それらが連携することで変革を実現してきたことを明らかにする。報告の後半では、S社の従業員に対して2013年3月に行ったアンケート調査の結果を分析し、変革の中核的役割を演じた2つの情報システムが従業員の意識と行動に与えた影響を明らかにする。
Keywords 情報共有,意識改革,SFA
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