電子マネー普及の差異:マルチ・エージェント・シミュレーションによるアプローチ

梅原 英一1)、渡部 和雄1)

1) 東京都市大学

Abstract 1990年代後半に欧米において電子マネーの実証実験が行われた.しかし,欧米では電子マネーは普及しなかった.一方,日本やアジア地域では,電子マネーは急速に普及している.つまり,電子マネー普及については何らかの境界条件が存在していると考えられる.そこで本研究では,この境界条件を検討するために,Shy and Tarkkaのモデルをベースに,電子マネーの普及プロセスをマルチ・エージェント・モデルとして表現し,普及プロセスをシミュレートする。
Keywords 電子マネー,普及プロセス,マルチ・エージェント・シミュレーション
前に戻る