地域製造業の企業特性分析による地域活性化政策の研究

細矢 淳1)、中西 穂高3)、坂田 淳一1)、鈴木 勝博2)

1) 早稲田大学 国際情報通信研究センター
2) 早稲田大学
3) 帝京大学

Abstract 取引関係や地元・県外資本の比率などの企業特性は地域によって大きく異なる。これらの特性は、当該地域の活性化に大きな影響を与えると考えられる。本研究では,大都市圏を除く41道府県内に対し、地域製造業の企業特性のクラスター分析を行い、①県外資本ドミナント型、②一次産品活用型、③地元資本ドミナント型、④ 中間型、の4グループに分類した。例えば,県外資本ドミナント型は、東北地方と大都市周辺部に多く見られ、誘致企業を中心とした経済を形成し、地元資本ドミナント型は瀬戸内地方を中心とした地域で、概して良好な雇用状況を提供していることがわかった。これらの分析結果をもとに,地域企業の特性に対応したサステナブルな地域活性化政策を考察する。
Keywords 地域イノベーション,地域活性化,経営情報分析
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