「実践としての戦略(SAP)」研究とディスコース

高橋 正泰1)、歌代 豊1)

1) 明治大学

Abstract 「実践としての戦略」研究は,戦略の内容研究「どのような戦略か」とプロセス研究「どのように戦略は実現されるか」を包括し,実践としての視点より,戦略にかかわる人々が何を行っているか,そうした実践が組織と制度のコンテキストからどのように影響を受け,また影響を及ぼすのか,という組織のディスコースに関心を持つ研究である。

「実践としての戦略」研究では,インタビュー,参与観察等の質的データに基づく研究手法が用いられる。対象とする組織の幅と深さの選択等リサーチデザインの詳細は多様であるが,ディスコースに焦点を充てた研究も少なくない。会話分析等により戦略化の実態やダイナミクスを明らかにすることができる。
Keywords 実践としての戦略,組織ディスコース,組織のコンテクスト
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