組織ディスコース研究の理論的トピックスと実践論的転回

木村 達郎1)

1) 明治大学

Abstract 近年、組織ディスコース研究の理論的枠組みについて、「実在論」・「物質性」・「ミクロ=マクロリンク」の3つのトピックスが盛んに論じられている。本発表ではこれらのトピックスに関して、実践論から有用な示唆が得られることを主張する。実践的行為の状況性・文脈依存性を踏まえた分析の意義を強調することにより、ディスコース論が言語論的転回を背景とするのに対して、実践論的転回の重要性を提起する。また、実証主義的研究の限界への対処としてディスコース論と実践論に共通する姿勢が、経営組織の分析において、理論的のみならず実務的にも有用な含意を持つことを述べる。
Keywords 組織ディスコース,実践論,実証主義
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