固定価格買取制度の日本の再生可能エネルギーへのインパクト
産業と震災復興への影響分析

中田 行彦1)

1) 立命館アジア太平洋大学

Abstract 再生可能エネルギーの固定価格買取制度が、日本で2012年7月1日から発効した。この日本の固定価格買取制度は、日本の再生エネ産業を振興できるか、震災の被災地の復興に寄与できるか?との問題意識を持った。このため、日本の固定価格買取制度を、既に導入し成果と課題をもつ欧州の事例と比較研究した。また、固定価格買取制度の施行のインパクトとして、再生可能エネルギーの導入計画を分析した。7月1日からの1カ月で、買取申請33695件、総出力56万kWと好発進した。また被災3県で、再生可能エネの発電能力が、震災前の約3倍になる見通しである。この様に、固定価格買取制度は、日本の再生エネ産業および震災復興に寄与する。
Keywords 固定価格買取制度,再生可能エネルギー,太陽電池
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