ファミリー企業の継続性とイノベーションの源泉
ロングセラー商品とファミリー企業の伝承

山﨑 泰明1)、玄場 公規1)

1) 立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科

Abstract  食品メーカーの商品は、容器や包装の力を借りずに消費者へは届かない。すなわち、食品は容器や包装と一体化してこそ商品としての価値が生まれる。日本の食品業界において、ファミリービジネスは、食品容器や包装のイノベーションで大きく貢献していることをすでに明らかにした。そのイノベーション能力は、ヒット商品を可能にしたが、それだけでは商品のロングセラー化はできない。本研究では、新たなカテゴリーの創出(カテゴリー・イノベーション)に成功したファミリービジネスのケーススタディを通して、商品がロングセラー化を可能としたファミリービジネス独自のケイパビリティを探る。
Keywords ファミリービジネス,カテゴリー・イノベーション,プロモーション戦略
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