2011年春季全国研究発表大会

大田区、横浜両地域にみるイノベーションの兆し

池邊 純一1)、伊東 俊彦2)

1)サステナブル・イノベーションズ株式会社
2)東北大学大学院経済学研究科元教授


abstract経済のグローバル化と製造業の海外移転が進み産業空洞化が危惧されている。また、製造業に関連する技術サービスや流通などのサービス産業の国際競争力の強化が求められる中で、日本のものづくりを支えてきた下請け加工業者やそれに関連するサービス提供業者は、どの様に取り組み、こうした難局を乗り越えようとしているのかが本報告の問題意識である。組織・人・情報とイノベーション研究部会のサブグループでは、ものづくりの技術で競争優位性を誇っている大田区、及び近郊の中小企業に直接インタビューを行い、経営環境の変化に果敢に挑んでいる姿を探ってみた。そこでは、強みである技術を生かしつつ、利用者の活用シーンに直接訴求する製品事業分野を自ら開拓していた。本発表では、そうした企業の取り組みについて報告する。
keywordsイノベーション,ものづくり,中小企業


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