2011年春季全国研究発表大会

保守の傾向に基づく企業情報システムの特性に関する考察

横田 明紀1)、宗平 順己2)

1)立命館大学
2)株式会社オージス総研


abstract通常,企業の業務で活用される情報システムの運用段階は10年以上の長期に及ぶ。その間,システムの設計,開発,および導入段階では想定されていなかった種々の環境変化に対応するために,多様な保守が数多く実施されている。しかしながら,保守は後ろ向きであり,費用の掛かる作業とされ,これまでに保守が積極的に検証されることは少なく,保守に対する関心は高いとはいえない。本研究は調査対象とする情報子会社が運用・管理している代表的な大規模システムにおいて2009年度に実施された保守作業に関する事例調査より,(1)個々の保守作業を「作業内容」および「発生要因」の2つの視点から分類し,(2)各分類での保守作業の件数および工数から保守の傾向を示し,(3)それら傾向に基づく調査対象システムの特性を考察する。また,これらの考察を通じ保守が一過的,限定的な作業として行われる傾向が強い背景や要因についても検討を加える。
keywords保守分類,企業情報システム,事例調査


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