2011年春季全国研究発表大会

メッセージの国際標準化で拓かれる企業の資金管理システムのグローバル一元化への道

山田 隆人

1)電気通信大学 情報システム学研究科

abstractメッセージの標準化は,データの透過性を改善し,システム間の相互運用性を高めるために行われる.本稿では,まず近年,製造業や流通業を中心に,業態や市場,国境を越えた整備の進むSCMの改善効果を経理や財務といったバックオフィスまでもたらすため,さらに企業や金融機関の業務基幹系システムのSOA化を推進していくためにも,資金決済に用いられるメッセージの標準化は,そのセマンティクスの正規化を旨として行うべきことを確認する.そのうえで,こうした従来と異なる国際標準化のアプローチがもたらすメッセージ・チェーンのインターフェースの疎結合性が,資金決済インフラ全体の相互運用性の向上,ひいてはグローバルな企業の資金管理システムの一元化にも繋がることを提言する.
keywordsグローバル資金管理システム,サプライチェーン管理,サービス指向アーキテクチャ


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