2011年春季全国研究発表大会

カーブアウト企業の多様性と親企業の活性化

内山 昌一1)、太田 浩一2)、江浦 茂3)、江田 英雄3)

1)ナノ・ミール株式会社
2)ラムダシード株式会社
3)光産業創成大学院大学


abstract本研究は、カーブアウト企業には多様性があり、親会社との関わりが異なることを論じたものである。親会社に対する技術の独自性と販売比率の中で親会社が占める割合をパラメーターとし、カーブアウト企業について調査した。その結果、(1)高い独自技術と低い親会社との取り引き、(2)高い独自技術と高い親会社との取り引き、(3)低い独自技術と低い親会社との取り引き、(4)低い独自技術と高い親会社との取り引き、の四つに分類されることがわかった。それぞれのカテゴリーにおいて、カーブアウト企業や親会社の受けるメリットやリスクだけでなく、どのような戦略でどの方向に進むべきかが異なることが判明した。
keywordsカーブアウト企業,多様性,親会社


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