2011年秋季全国研究発表大会

業績評価制度が職場におけるフリーライダー問題に与える影響
エージェントベースアプローチによる分析

丁子谷 貴哉1)、柴 直樹2)、齋藤 敏雄2)

1)日本大学大学院生産工学研究科マネジメント工学専攻
2)日本大学生産工学部


abstract職場では、組織に対して貢献すべきか否かという社会的ジレンマが存在している。また社会全体においては、複数の組織が競い合いながら社会が成立している。
本稿では職場におけるフリーライダー問題を、N人ゲームからなる職場層とそれらの上位層である企業層の2階層モデルとして捉え、新しいモデルを提供することで、フリーライダー問題の解決の一助となる事を目的としている。
その方法として異なる戦略を持つ社員と異なる業績評価制度を持つ企業を想定し、職場内(下位層)で行われる自然選択と企業間(上位層)で行われる自然選択を通じて、生存可能な企業の業績評価制度と社員により職場で支持される戦略の関係性を分析する。
keywords2階層モデル,エージェントベースモデル,業績評価制度


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