2011年秋季全国研究発表大会

文献事例研究による改善活動継続のための要因群の関係性に関する一考察
改善活動の活性度に適した要因群関係性のあり方の探求

山口 淳1)、河野 宏和1)

1)慶應義塾大学大学院経営管理研究科

abstract製造企業における改善活動の重要性は従来から多数指摘されているが、改善活動を継続することは難しく、継続に有効なマネジメントに関する研究もまだ充分に体系化されているとは言えない。本研究では、製造業2社の改善活動継続事例を記述した文献について、厳密な手順に従って構築された事例ごとの因果関係図をもとに、改善活動において重要となる7要因群間の関係性の抽出を行なっている。その上で、各事例での改善活動の活性状態を区分し、活性状態ごとの要因群間の関係性を図示し、分析している。その結果、改善活動を継続していくためには、活動の活性状態に合わせてどのような要因群間関係を形成することが望ましいかを考察・提示している。
keywords改善活動のマネジメント,改善活動の継続,要因群の関係性


Copyright(c)2011 経営情報学会