2011年秋季全国研究発表大会

Preference gap を考慮に入れたコンフリクト解決のためのグラフモデルにおける安定性分析


大曽 豊1)、猪原 健弘1)

1)東京工業大学

abstractコンフリクト解決のためのグラフモデル(Graph Model for Conflict Resolution: GMCR)は、複数の意思決定主体の間に存在するコンフリクトを分析するための数理的枠組のひとつである。GMCR を用いるにあたり、意思決定主体の選好を明確に知ることが重要である。しかし、完備な選好が得られたとしても、その選好は新たな情報で更新される可能性がある。本研究では、GMCR の枠組みにおいて、選好が完備な場合に、コンフリクトの状態の安定性に preference gap を用いた強さを取り入れ、選好が更新される可能性を考慮に入れた新たな解概念を提案する。
keywordspreference gap,コンフリクト解決のためのグラフモデル,安定性


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