2011年秋季全国研究発表大会

異体字対応の日中比較に基づく漢字情報システム概念の相違


内木 哲也1)、富 文婷1)

1)埼玉大学大学院文化科学研究科

abstract漢字表は、漢字という文字を介した情報システムにおける最も基本的な了解事項である。特に、デジタル情報技術の活用には統一された漢字コード表が不可欠であるため、利用可能な技術の進展に合わせて漢字コード表が見直され、使用頻度の低い漢字と既存漢字の異体字とが徐々に組み入れられている。しかし、日本と中国での異体字への取り組み方を、文字による情報システムのデザインとして比較してみると、両者はその取り組みの基本姿勢の相違に依存していると捉えることができる。本論文では、漢字表での異体字対応を文字による情報システムのデザインと捉え、日中比較を通して漢字情報システムとしての概念の相違について議論する。
keywords情報システム,符号化文字集合,グランドデザイン


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